しかしトルクはギヤを介することで増幅され、たとえば1速ギヤの場合ですと817.9kgmになります。これを踏まえて改めて車両重量(1450kg)を1速ギヤの最大駆動力(817.9kgm)で割ってみると1.773kg/kgmとなり、今度は逆にPWRが霞んで見えるような数値が出てきます。最高出力が発生する6200回転でのトルク(17.7kgm)からTWRを算出すると1.93kg/kgmとなり、4500-6200回転の回転域では1.773-1.93kg/kgmの間で推移することがわかります。
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DBA-GHEFW型の2代目アテンザ スポーツワゴンは2008/01から生産が開始され、2012/11に生産を終えました。
ここでは排気量1998cc(153PS/19.3kgm)のLF-VD型エンジンを搭載する[20C|2010/01モデル]のカタログスペックを基に、数値から見た性能をインプレおよび評価・解説。
ボディサイズが全長4765mm×全幅1795mm×全高1450mm、排気量は1998ccであることから、大雑把に分類すると2.0リットルクラス(2000cc、自動車税は2.0L以下を適用)に属し、排気量は2000cc以下なれど、全長と全幅が5ナンバー枠を超えていることにより3ナンバー登録になります。車体が大きい割りに排気量が小さいので、やや非力に感じることがあるかもしれません。
ちなみに、車体形状や用途に関係なく全長のみを基準とした分類方法で各セグメントに当てはめると、全長が4765mmであるこの車の場合は「アッパーミディアム」(Upper-Medium:4650mm超-4900mm以下|Eセグメント相当)に属します。
FF方式(フロントエンジン/フロントドライブ)を採用。
GHEFW型 アテンザ スポーツワゴン [1998cc/153PS FF/5AT] お品書き
エンジン性能と特性、パワーウェイトレシオ
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ギヤ比と加速力&エンジン回転数と最高速
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タイヤサイズ変更とスピードメーター誤差
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各種スペックの相対評価とレーダーチャート
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2代目アテンザ スポーツワゴンの類型&他グレード 人気順
- 吸気方式のNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャー、TSはTB+SCの略
- 燃費の文字が赤色のものはレギュラーガソリン、青色のものはハイオクガソリン、緑色のものは軽油を燃料とするエンジンを搭載した車種
- 主要諸元とエンジン諸元マツダの全車種まとめページ
- ステーションワゴンに属する車種のまとめページ
- 2008年の最速マシン(パワーウェイトレシオ順)
- 2008年に登場した新型車 [全車種・総合]
主要諸元 | |
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メーカー | MAZDA |
車名& グレード |
アテンザ スポーツワゴン 20C |
車両型式 | DBA-GHEFW |
駆動方式 変速機 |
FF・前輪駆動(FWD,2WD) 5AT(5段変速・自動) |
ドア/定員 | 5ドア/5人 |
車体寸法 | 長4765×幅1795×高1450mm |
室内寸法 | 長2030×幅1495×高1190mm |
軸距& 輪距 |
2725mm 前1570mm/後1570mm |
最小半径 | 5.4m |
最低高 | 140mm |
タイヤ |
前輪:195/65R16 後輪:195/65R16 |
ブレーキ |
前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク |
車両重量 | 1450kg |
エンジン諸元 | |
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原動機型式 | LF-VD |
気筒配列 | 直列4気筒 |
排気量 | 1998cc |
圧縮比 | 11.2 |
吸気方式 | 自然吸気(NA・ノンターボ) |
最高出力 | 153PS[112kW]/6200rpm |
最大トルク | 19.3kgm[189Nm]/4500rpm |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
JC08燃費 | 13.0km/L(30.6mpg) |
10・15燃費 | 15.0km/L(35.3mpg) |
100km燃費 | 7.7L/100km |
※LF-VD型エンジンの諸元と性能まとめ ※直列4気筒とは‥シリンダを真っ直ぐ一列に4個配置する方式。小排気量から2.5Lあたりまでをカバー。 ※直列4気筒の最高出力ランキング |
税金と年間維持費のシミュレーション
春になると毎年欠かさず支払いを催促される
自動車税(39500円)、払わなければ車検を受けさせてもらえない
自動車重量税(12300円/年)と
自賠責保険料(13920円/年)、年間1万km走行した際に掛かる
燃料代、月額5500円の任意保険に加入し、
走行5000km毎にエンジンオイル交換、4年4万km毎にタイヤ交換するとしたときの年間維持費(ランニングコスト)を見てみます。
2010年式を11年落ちの中古で買った場合の年間維持費
名目 | 区分 | 金額 | ||
---|---|---|---|---|
自動車税(1年分) | 2000cc以下 | 13年未満 | 39500円 | |
自動車重量税(1年分) | 1.5トン以下 | 13年未満 | 12300円 | |
自賠責保険料(1年分) | 自家用乗用車 | 13920円 | ||
燃料代(年間1万km) | 10000km÷12.1×155円/L | 128100円 | ||
オイル交換(5000km毎) | 1回4500円×2回 | 9000円 | ||
タイヤ交換(4年4万km毎) | 1本12000円×4本÷4年 | 12000円 | ||
任意保険料(月額5500円) | 月額5500円×12ヶ月 | 66000円 | ||
ローン完済後の年間維持費 | 280820円 | |||
名目 | 区分 | 金額 | ||
車のローン額(1年分) | 月額41250円×12ヶ月 | 495000円 | ||
ローン返済中の年間維持費 | 775820円 | |||
次回車検費用の積み立て目安 | ||||
重量税2年分+自賠責24ヶ月分+検査手数料等3000円程度 | 55440円 |
- 初度登録から11年経過車の場合、自動車税の区分は「2000cc以下の13年未満」で税額は39500円、重量税の区分は「1.5トン以下の13年未満」で税額は12300円(単年)です。
- 平成25年4月1日からの自賠責保険料の改定に対応。
- 平成27年4月1日からの自動車税の割増(10%増→15%増)に対応。
- 平成28年4月1日からの自動車重量税の変更に対応、
ただし今流行のエコカー減税(自動車税、自動車重量税等の減免)には対応できていません。 - 燃料消費率が緑文字のWLTCモード燃費はカタログ値の100%を、青文字のJC08モード燃費は93%を、赤文字の10・15モード燃費は85%を実燃費と仮定して計算。
- 車検時には上記の目安金額55,440円の他に法定24ヶ月点検に関連する費用が必要です。
- 名目にある金額の基準は、年間維持費の算出基準まとめ をご覧ください。
車に対して少し色気を出すと月換算で2~3万円の間、年間にすると24~36万円のクラスです。この車の場合は月単位で換算すると23,402円(完済前は64,652円)になります。
より維持費の掛からない新しい車を買うほどではない、が、維持費のことを考えずにはいられない、そんなクラスです。全体から見るとこの辺りから面白味のある車が増えてくるイメージです。
●アテンザ スポーツワゴンの燃料代にぶら下がる税金(年間納税額)
さて、自動車には「これでもか!これでもか!」と言わんばかりに何種類もの税金が課せられており、アテンザ スポーツワゴンの燃料代に対する税額と割合を調べてみたいと思います。
燃料にかかる税金 | |
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ガソリン税(本則) | 23,720円 |
ガソリン税(暫定) | 20,740円 |
石油税 | 2,310円 |
消費税(10%) | 11,640円 |
合計納税額 | 58,410円 |
例として年間走行距離を10000km、燃費を12.1km/L、ガソリンを1リットルあたり155円(諸税込)として計算してみます。
このとき使用するガソリンの量は826.4Lですから、ガソリン税(本則)が28.7円/Lで合計23720円、ガソリン税(暫定)が25.1円/Lで20740円、石油税が2.8円/Lで2310円になります。
低走行距離での年間維持費|3000km・5000km・7000km
せっかくのマイカーを前にして、あまりにも涙ぐましい経費削減は気の引けるものですが、しかし先行き不安なこのご時世では背に腹はかえられないのもまた事実です。
走行距離が少なくなれば燃料代は目に見えて削減されますし、タイヤは摩耗が減って長持ち、オイル交換も年1回になってお財布もニッコリ…いうわけで、ここでは年間走行距離を3000km・5000km・7000kmとしたときの年間維持費をシミュレートしてみます。
年間3000km走行の場合 | |
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名目 | 金額 |
自動車税(1年分) | 39500円 |
自動車重量税(1年分) | 12300円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(3000km分) | 38430円 |
オイル交換(年1回) | 4500円 |
タイヤ交換(3万km/6年) | 3600円 |
任意保険料(月額4400円) | 52800円 |
合計 [差額] |
165050円 [-115770円] |
年間5000km走行の場合 | |
---|---|
名目 | 金額 |
自動車税(1年分) | 39500円 |
自動車重量税(1年分) | 12300円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(5000km分) | 64050円 |
オイル交換(年1回) | 4500円 |
タイヤ交換(3万km/6年) | 6000円 |
任意保険料(月額4680円) | 56160円 |
合計 [差額] |
196430円 [-84390円] |
年間7000km走行の場合 | |
---|---|
名目 | 金額 |
自動車税(1年分) | 39500円 |
自動車重量税(1年分) | 12300円 |
自賠責保険料(1年分) | 13920円 |
燃料代(7000km分) | 89670円 |
オイル交換(年1回) | 6300円 |
タイヤ交換(3万km/4.3年) | 8400円 |
任意保険料(月額4950円) | 59400円 |
合計 [差額] |
229490円 [-51330円] |
税重量税、自賠責保険については、走行距離がどうでうと変わりませんが、燃料代は走行距離に応じた分だけ削減、オイル交換は年間3000km走行と5000km走行は年1回、7000km走行は1回分+αの金額としています。
タイヤ交換費用については、スリップサインまで30000km持つものとして走行距離に応じて按分(ただし最大6年で交換とする)、任意保険料については、年間3000km走行は10000km走行での保険料66000円の80%、年間5000km走行は85%、年間7000km走行は90%の金額に割引されるものとして計算しました。
自動車関連費用は家計に多大なるダメージを与えてきますから、不要不急の外出を控えたり、今流行の走行距離に応じて保険料が変わる任意保険を選んだり、1円でも安いガソリンスタンドを探したり、グレードの低いオイルやタイヤでお茶を濁したり…と、あの手この手で工夫して耐え忍びましょう。
1km走行コストと月間&年間交通費
距離/日 | 費用/日 | 月換算 | 年換算 |
---|---|---|---|
10km | 120円 | 2600円 | 3.1万円 |
20km | 240円 | 5300円 | 6.2万円 |
30km | 360円 | 7900円 | 9.4万円 |
50km | 600円 | 13200円 | 15.6万円 |
100km | 1190円 | 26200円 | 30.9万円 |
さて、レギュラーガソリン1リットルの燃料価格を155円、燃費を13.0km/Lとしたとき、1km走行あたりのコストは11.92円になります。
たとえばこの車を通勤車とした場合、1日の走行距離が10kmなら燃料代は120円/日となり、20km走行なら240円/日、30km走行なら360円/日、50km走行なら600円/日、100km走行なら1190円/日かかる計算です。
1か月の労働日数を22日として計算すると、通勤距離が30kmなら月間の走行距離は660kmで燃料代は7900円/月、1年間の労働日数を260日とすると年間の走行距離は7800kmで燃料代は9.4万円/年という塩梅です。
アテンザ スポーツワゴンのライバル候補車たち
2010/01 – |
アテンザ スポーツワゴン 9.837kg/PS 1505kg/153PS|2.0L-NA [車体のみPWR:9.477] |
2010/04 車種詳細 |
ウィッシュ 9.826kg/PS 1415kg/144PS|1.8L-NA [車体のみPWR:9.444] |
2019/04 車種詳細 |
RAV4 9.854kg/PS 1685kg/171PS|2.0L-NA [車体のみPWR:9.532] |
2015/04 車種詳細 |
エクシーガ クロスオーバー7 9.682kg/PS 1675kg/173PS|2.5L-NA [車体のみPWR:9.364] |
2011/10 車種詳細 |
ヴィッツ 10.000kg/PS 1090kg/109PS|1.5L-NA [車体のみPWR:9.495] |
2016/02 車種詳細 |
イグニス 9.945kg/PS 905kg/91PS|1.3L-NA [車体のみPWR:9.341] |
車両重量にドライバーの体重を加えますと、過去に見てきたパワーウェイトレシオ界隈の様相も変わってくることがわかりましたので、ここでは余興としてドライバー込みのパワーウェイトレシオ9.837kg/PSと近い数値を持つ車種をいくつかピックアップしてみます。
9.640kg/PSから10.034kg/PSの範囲で人気度を優先して選んでみたところ、トヨタの7人乗りミニバン「ZGE20W型 ウィッシュ」、トヨタの5人乗りSUV「MXAA54型 RAV4」、スバルの7人乗りSUV「YAM型 エクシーガ クロスオーバー7」、トヨタの5人乗りハッチバック「NCP131型 ヴィッツ」、スズキの5人乗りSUV「FF21S型 イグニス」という顔ぶれが並びました。
「えっ!あの車がライバル!?(大歓喜)」だったり、あるいは「えっ…あの車がライバル…?(大号泣)」だったり悲喜こもごもありましょうが、数値の上では「良き隣人」ということになります。
●GHEFW型 アテンザ スポーツワゴン [20C]とパワーウェイトレシオが近い車種|9.837kg/PS
ちなみに、日本では Power Weight Ratio(1馬力あたりが担う重量)が自動車の加速性能を推測する指標としてよく用いられますが、海外では Power to Weight Ratio(車両重量1トンあたりの出力)という指標が重用され、こちらの数値は105.5PS/tとなっています。
その他の諸元いろいろ
いろいろな数値 | |
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WB/TR比 | 1.736 |
平均ピストンスピード | 17.17m/s |
トルクウェイトレシオ | 75.1kg/kgm |
1馬力あたりのお値段 | 14706円 |
排気量1Lあたり馬力 | 76.58PS/L |
排気量1Lあたりトルク | 9.66kgm/L |
1気筒あたりの馬力 | 38.2PS |
1気筒あたりのトルク | 4.8kgm |
パワーバンド比率 | 27.4% |
燃費×馬力 | 1849.8pt |
各種ランキング | |
ステーションワゴンのPWR 1.8~2.0LのNA車 PWR |
トルクウェイトレシオは75.1kg/kgm(1450kg/19.3kgm)なのですが、トルクについてはギヤ比でどうにでもなりますので、ここでの大小はあまり重要ではありません。(詳しくはギヤ比編にて)
ついでに馬力単価を計算してみると、お値段が2250000円、最高出力が153馬力であるこの車の場合、1馬力あたりのお値段は14706円、逆に1万円あたりでは0.68馬力を得ることができます。ついでのついででトルク1kgmあたりのお値段は116580円、1万円あたりでは0.09kgmとなります。
1馬力あたりのお値段が安い車ランキング |
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総合ランキング |
マツダ編 |
2000cc以下の車編 |
ステーションワゴン編 |
●最高出力を排気量で割ったリッター換算馬力は76.58PS/L、トルクは9.66kgm/L、1気筒あたりの馬力は38.2馬力、トルクは4.8kgmとなり、このエンジンが153馬力を6200回転で発生させているときの平均ピストンスピードは17.17m/sです。
排気量1リットルあたりの馬力ランキング
ちなみに、ストローク量が83.1mmであるLF型エンジンの場合、平均ピストンスピードの上限を20.0m/sとしたときの高回転化の上限は7220回転です。設定されているレブリミットがこの回転数を超えている場合、長年に亘って平均ピストンスピードの目安とされてきた20.0m/sを超えてピストンが往復運動していることになります。レブリミットがこの回転数以下の場合は高回転化してパワーを引き出すチューニングの目安になるかもしれません。
平均ピストンスピードが速い車ランキング
●この車のホイールベースを前後トレッドの平均で割って算出されるホイールベーストレッド比は1.736になります。全ての車種の平均値である1.753を基準にざっくりと分類すると、走ってよし、曲がってよしで至れり尽くせりのオールラウンダーであると言えそうです。
ホイールベーストレッド比が小さい車ランキング
●低燃費かつ高出力な車を調べるための指標として「燃費×最高出力」の数値を用いる場合、燃費が12.09km/L、最高出力が153PSであるこの車の獲得ポイントは1849.8ptになります。
戯れに車両重量1450kgを100kg単位にした14.5で割ってみたところ、その数値は127.57ptとなりました。(燃費が良くてパワーがあって速い車を探すのに使えるかも?)
低燃費で高出力な自動車ランキング(燃費×馬力の数値順)
人間様の占有スペース
人間様の占有スペース | |
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室内長×幅×高 | 3.61m³ |
1人あたりのスペース | 約0.72m³ |
室内長/全長 | 42.6% |
室内幅/全幅 | 83.3% |
室内高/全高 | 82.1% |
室内容積/車両体積 | 29.1% |
ボディサイズと室内寸法のデータがあるので車両全体に対する人間様の占有スペースを計算してみます。ここでの比率はボンネットが長い車であったり乗車人数の少ない車であったり、バン(貨物車)のように人よりも積載容量を重視している車は小さくなります。
まず室内長、室内幅、室内高を掛けて算出される室内の容積は3.61m³です。この車の乗車定員は5人ですから、単純に室内の容積で割るとフル乗車した際には約0.72m³のスペースが割り当てられることになります。続いて室内長を全長で割って算出される室内長と全長の比率は42.6%、同じく室内幅と全幅の比率は83.3%、同じく室内高と全高の比率は82.1%となりました。また車の形状を無視して単なる立方体として見たときの車両の体積に対する室内の容積の比率は29.1%でした。
室内の広さ・長さランキング | |||
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室内長が長い車 | 室内幅が広い車 | 室内高が高い車 | 車内の空間が広い車 |
車中泊の可能性
車中泊の可能性 | |
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期待される荷室の長さ | 1.67m |
期待される荷室の幅 | 1.40m |
対角線の長さ | 2.18m |
期待される荷室の面積 | 2.34m² |
ここでは全長の35%を【期待される荷室の長さ】、室内幅から100mm(不明の場合は全幅から400mm)引いたものを【期待される荷室の幅】とし、それらを掛け合わせて【期待される荷室の面積】、「縦の長さが厳しいなら斜めに寝れば良いじゃない!」ということで、おまけ要素として【対角線の長さ】も計算してみました。
縦方向の長さが1.67m(対角線では2.18m)ともなると、もはや車の中で生活しても良いんじゃないかと錯覚しかねないほど快適な睡眠が約束されます。日頃の行いが悪いとか、人様には言えないことをやらかしたとか、誰の顔も見たくないなどの訳アリで家に帰れず、やむなく車中泊をしてみたが最期、あまりの気楽さに心を奪われ流浪の民となりかねません。
一見すると車中泊が可能そうに見えるハッチバックやワゴン、SUVであってもリアシートが前に倒れなかったり、倒れても中途半端であったり、凝った足回りのせいで室内に巨大な出っ張りがあったりで、なかなか思うようにはいきませんが、大抵のケースでは知恵と工夫で何とかなるはずです。車中泊にあると嬉しいアイテム
燃料タンクと燃費と航続距離と
燃料タンクと燃費と航続距離と | |
---|---|
JC08モード燃費 | 13.0km/L |
燃料タンク容量 | 64L |
航続距離(カタログ燃費) | 832.0km |
航続距離(80%燃費) | 665.6km |
満タンプライス | 9920円 |
1万円でどこまで行ける? | 838.7km |
車両価格/航続距離 | 2704円/km |
JC08モード燃費が13.0km/Lですので、燃料タンクの容量が64リットルですと航続可能距離は832.0kmになります。(カタログ燃費通りに走行できた場合)
実際にはそうもいきませんから、オイル交換やタイヤ空気圧の管理といった定期メンテナンスを確実に実施した上での実燃費をカタログ燃費の90%(11.7km/L)とすると748.8km、80%(10.4km/L)だと665.6km、70%(9.1km/L)では582.4kmという航続距離になります。
燃料タンクに1滴の燃料もないスッカラカンの状態から満タンにしたときの金額を計算してみますと、レギュラーガソリン64リットルの給油で9920円、上で計算した航続距離を踏まえると832.0km(80%燃費時665.6km)を走行するのに9920円かかる計算です。
ついでに1万円の燃料代でどこまで行けるかも計算してみますと、カタログ通りの燃費で走行できれば838.7km(往復なら片道419.4km)、カタログ値の80%なら671.0km(片道335.5km)離れたところまで行くことができます。
ちなみに、1回の給油で832.0kmの距離を移動できるGHEFW型 アテンザ スポーツワゴン [20C]という乗り物を、225.0万円で手に入れたと考えたとき、この車が1km走行するにあたっては「2704円の値打ちがある!」と言える、かもしれません。
さて、世の中にはパワーウェイトレシオ(1馬力が担う重量・PWR)に似ているようで少し違うトルクウェイトレシオ(1kgmが担う重量・TWR)という指標があります。単純に車両重量を最大トルクで割れば75.1kg/kgmですから、パワーウェイトレシオ(9.477kg/ps)に比べると霞んで見えます。
純正装着タイヤの195/65R16と互換可能な車検対応サイズ|簡易版
純正サイズを基準としてタイヤ幅を-20mmから+20mm、扁平率を-5%から+5%まで変化させたときのスピードメータ誤差が、マイナス方向を水色、-5.0%から+2.0%までを緑色、+6.0%までを橙色に着色しています。
※ここではタイヤの直径(外径)のみを基準としています。タイヤの幅を広くしすぎてサスペンションと干渉したり、はみ出てしまって車検に通らないからとフェンダーを叩いたり引っ張ったりキャンバーを付けたりで四苦八苦、ホイール幅が狭すぎてなんかイマイチ…という事例もありますので、ホイールのオフセットとリム幅にはご注意ください。
純正タイヤ 195/65R16 | 直径 660mm | |||||
---|---|---|---|---|---|
-20mm 幅175mm |
-10mm 幅185mm |
変更なし 幅195mm |
+10mm 幅205mm |
+20mm 幅215mm |
|
-5%
60 扁平 |
175/60R16 37.3km/h 直径616mm 径差-44mm |
185/60R16 38.1km/h 直径628mm 径差-32mm |
195/60R16 38.8km/h 直径640mm 径差-20mm |
205/60R16 39.5km/h 直径652mm 径差-8mm |
215/60R16 40.2km/h 直径664mm 径差+4mm |
0%
65 扁平 |
175/65R16 38.4km/h 直径634mm 径差-26mm |
185/65R16 39.2km/h 直径647mm 径差-13mm |
195/65R16 40.0km/h 660mm 0mm |
205/65R16 40.8km/h 直径673mm 径差+13mm |
215/65R16 41.6km/h 直径686mm 径差+26mm |
+5%
70 扁平 |
175/70R16 39.5km/h 直径651mm 径差-9mm |
185/70R16 40.3km/h 直径665mm 径差+5mm |
195/70R16 41.2km/h 直径679mm 径差+19mm |
205/70R16 42.0km/h 直径693mm 径差+33mm |
215/70R16 42.8km/h 直径707mm 径差+47mm |
+10%
75 扁平 |
175/75R16 40.5km/h 直径669mm 径差+9mm |
185/75R16 41.5km/h 直径684mm 径差+24mm |
195/75R16 42.4km/h 直径699mm 径差+39mm |
205/75R16 43.3km/h 直径714mm 径差+54mm |
215/75R16 44.2km/h 直径729mm 径差+69mm |
もし上記表の中から車検に安心なタイヤを選ぶのであれば、メーター誤差が-5.0%から0%の間にあって車高への影響も少ない 、175/65R16、175/70R16 、185/60R16、185/65R16 、195/60R16 、205/60R16 あたりのタイヤがおすすめです。
195/65R16のタイヤ幅を175mmから225mmまで、扁平率を50%から80%までの範囲に拡大した適合タイヤの一覧表および、100km/h回転数、加速力と最高速の変化、走行距離計の誤差による実燃費とのズレについては、195/65R16の適応サイズと性能の変化 [GHEFW型アテンザ スポーツワゴン編]のページをご覧ください。
純正のホイールサイズから大径化したり、幅の広いタイヤ、扁平率の低いタイヤに交換しようとするとタイヤ代が高くなる傾向にありますので、少しでも維持費を抑えたい、今はお財布の中身が心許ないといった際にはオートウェイのタイヤ通販をご覧ください。
GHEFW型アテンザ スポーツワゴン[2.0L-NA FF/5AT]の得点(簡易版)
ここではこのページを締めくくる集大成として、パワーウェイトレシオや1速ギヤでの加速性能、排気量1Lあたりの出力、ホイールベーストレッド比からなるスポーツ性能部門と、時速100kmでの巡航回転数、燃費、車体の大きさ、室内の広さからなるユーティリティ部門とに大別し、このサイトで登録している全車種の平均値から偏差値を求めて優劣を調べてみたいと思います。
スポーツ性能部門 | ||
---|---|---|
評価項目 | 数値 | 得点 |
パワーウェイト | 9.477kg/ps | 50.20 |
1速ギヤ加速性能 | 1.773kg/kgm | 45.71 |
1L換算馬力 | 76.58ps/L | 52.45 |
1L換算トルク | 9.66kgm/L | 51.75 |
WB/TR比 | 1.736 | 53.68 |
ワイド&ロー指数 | 0.808 | 55.25 |
前面の面積 | 2.603m² | 49.60 |
最低地上高 | 140mm | 55.66 |
スポーツ性能部門の得点 | 414.30 |
※ここではパワーウェイトレシオ・1速ギヤ加速性能・ホイールベーストレッド比・ワイド&ロー指数・前面の面積については数値が小さいほど高得点。リッター換算馬力・換算トルクについては数値が大きいほど高得点としています。
ユーティリティ部門 | ||
---|---|---|
評価項目 | 数値 | 得点 |
JC08燃費 | 13.0km/L | 43.51 |
年間維持費 | 280820円 | 52.37 |
100kmh回転数 | 2150rpm | 55.04 |
航続距離 | 832.0km | 57.51 |
車の大きさ | 12.402m³ | 54.55 |
室内の広さ | 3.611m³ | 52.63 |
最小回転半径 | 5.4m | 45.11 |
馬力単価 | 14706円 | 58.39 |
ユーティリティ部門の得点 | 419.11 |
※ここでは燃費・航続距離・車の大きさ・室内の広さは数値が大きいほど高得点、年間維持費・100km/h回転数・最小回転半径・馬力単価は数値が小さいほど高得点としています。
スポーツ性能部門およびユーティリティ部門の得点を合計した GHEFW型アテンザ スポーツワゴン[2.0L-NA FF/5AT] の総合得点は 833.41 点です。獲得点数が多い車種から順番に並べた 総合得点ランキング を用意してありますので、よろしければご覧ください。
上記リンク先では、今回このページで紹介したGHEFW型アテンザ スポーツワゴン(FF/5AT) の各種スペックを、「全ての車種」、「全てのワゴン」、「2000ccのワゴン」という属性で評価したとき、それぞれの項目が相対的にどのくらい優れているか、劣っているかを調べてみました。基準が変わると手のひらを返したように評価も変わる様子をご堪能ください。